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 シングルパワーアンプとは

以下に、「真空管シングルパワーアンプ」について、「真空管」、「シングル」、「パワーアンプ」に分解してそれぞれご説明します。



「真空管」について
真空管は、電圧や電流を増幅するために使われます。
真空管が大きな電力の出力量を調節するバルブ(蛇口)の様な役割を果たし、小さな電力や電気信号でその量を調節します。
このため、英語では「バキュームチューブ」以外に「バルブ」と呼ばれることもあります。
「トランジスタ」が小型化や値下がりによって普及し、真空管の役割はトランジスタに取って代わられ、今では真空管を見る機会が少なくなりました。
しかし、近年オーディオの分野ではトランジスタでは出せない音が出せると、真空管が再び注目されています。
真空管を用いる「真空管アンプ」はスピーカーを駆動するために出力トランスを用いるものが主流であるためか、その音質傾向は「暖かくて柔らかい」と言われています。
対して、オーディオ用アンプとしては現在、その多くがトランジスタなど半導体で増幅する「半導体アンプ」が多数ですが、その音質傾向は相対的に「冷たくて硬い」と言われています。

真空管の写真

真空管

真空管の写真

トランジスタ



「シングル」について(内容は随時追加更新します)
アンプの信号増幅方法は大きく「シングル」と「プッシュプル」に分けられます。

「シングルアンプ」
シングルアンプは、交流信号が正側・負側のどちらに出ていても同じ真空管(一例:左右の各スピーカーへの出力で1本、計2本使用)が働きます。
プッシュプルと比べると少ない部品点数で構成されますが、その分パーツのクオリティが音質に大きく影響します。
シングル方式の利点は以下の通りです。

・プッシュプルアンプと比べ、同じコストでより高いクオリティの部品が採用できる
・プッシュプルアンプで発生しやすい「クロスオーバーひずみ」がない
・音色の素直さや繊細感が出る


「プッシュプルアンプ」
プッシュプルアンプは、交流信号が正側に出ている時(正の半周期)と負側で出ている時(負の半周期)でそれぞれ別々の真空管(一例:左右の各スピーカーへの出力で1ペア、計4本使用)を用います。
双方の働き方が、二人で丸太を切るノコギリ(二人挽き鋸)の押したり(プッシュ)引いたり(プル)する動作に例えられることから、「プッシュプル」と呼ばれます。
プッシュプル方式の利点は以下の通りです。

・大電力が取り出せる
・ひずみが少ない(クロスオーバーひずみを除く)
・音に厚みや密度感が出る

「TA-S01」では、弊社が生産している真空管「TA-300B」の特徴である「音色の素直さ」や「繊細感」を最大限に引き出すため、シングル方式を採用。
厳選した部品を使用して作っております。



「パワーアンプ」について(内容は随時追加更新します)
プレーヤーから受け取った小さな信号を大きくします。
おもに「パワーアンプ」または「メインアンプ」と呼ばれます。
この他に、入力切替や音質調整などを行う「プリアンプ」、両方が一つになった「プリメインアンプ」があります。
プリアンプはパワーアンプの前(信号を増幅する前)に取り付けられるので名前に「プリ(前の意)」が付きます。